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後書きのような告知のような愚痴のような

小説掲載HP『猫が小説を読む都市伝説』の後書きというか予告というか。ただいま『ネコが勇者の異世界召還論』を連載中!

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神様からもらう系のような


初めに。
双葉的には面白ければ何でもありだと思います。
例えば対象を分子レベルまで分解する魔法を持っていたり、黒い剣を召喚し二足歩行兵器を使いこなしたりする最強主人公たちは大好きです。
むろん、神様も大好きです。
どこぞのチャレンジをすすめるヤンキーっぽいイカロスや、八百万っぽく多種多様なちびっこ神様と同居する系の話も大好きです。


しかし、神様からもらった力、というのは何だかしっくりこない。
神様からもらった………なんていえば聞こえはいいが、誰かから借りたいわば仮初めの物。
それで、自分の意見を貫い通す…………何て言えば聞こえはいいが、意見を通すことは誰かを押しのけることと同義。
ただ、悪を倒すだけならいい。だが、その敵に事情があったら?
悪に魂を売ってでも取り戻したい過去があったら?
悪に命を捧げてでも守りたい人がいたら?
悪に心を沈めてでも認められない悲劇があったら?
借り物の力を使わなければ勝てないぐらいの感情で、その人の想いを押しのけていいのだろうか。
虎の威を借る狐と自覚もしない葛藤もしない、虎になった気で遊んでいる狐に人の心を動かすことはできない。
その程度の覚悟と能力だけで異世界という弱肉強食な殺し合いな世界を生き抜くのは不可能だ。


こういう話をしてみよう。
神様から世界中の人間の腹を永遠に満たせるだけの食べ物を手に入れたとする。
それはどうすればいい。
全員に平等に配る? 
飢えを満たした人間は、さらなる欲をもち、富を独占しようとたくらみ始めるだろう。
気に入った人間だけに配る? 
その差を羨み憎む危害を加えようとする人間がでるだろう。
平和な世界を創るため邪魔をする人間は殺す?
それは平和な世界ではなくて自分に都合のいい世界だろう。
じゃあ眼を閉じ耳をふさぎ何もしない?
それは必ず救えるはずの命を見殺しにしているだろう。


もし解決策を模索できた人間がいるのなら、その人間は神様から与えられなくても元から何かが出来ていた人物である。
熱意と感情をを最初から持っていた人物だ。
借り物ではない自分の意志を持った存在である。

異世界だろうが力を持とうが、逆玉して引越した程度では人は変われない。
異世界へ来て力を得ようが、性格は変わらない。三つ子の魂百まで。


と、いうのが『猫勇者』第二章のテーマです(爆)
そう! 今までのは『猫勇者』の宣伝でしたっ!
第二章のテーマは『異世界に来ても変わらない現実』『×××(歌の題名)』『偽勇者』です。
意外といい宣伝になったかも。

 

上のあれは嘘書いていたわけじゃないけど、書き手としての双葉の考えであって、読み手としての双葉の意見ではないです。
読み手としては、面白ければ何でもアリw
というか、神様が一人の人間を贔屓にしてる時点で神様じゃねーだろ派。
解決策は、日本の八百万の神々みたいに、つまり絶対神の一神教じゃなければいいということ。
そうすれば後は、理由なんて簡単につけられる。


前から思っていたのだが、死んで異世界に転送って死後の世界じゃね?
なんでその世界で復活させてくれないのさ。それだけは疑問が残る。
一日繰り返し系は大好きですけど。

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